ミニリフトとは、日本人の骨格に合わせて開発された当院独自のフェイスリフト法です。
おもに顔の下1/3の部分をリフトアップするのに適しています。
頬をリフトアップする場合、通常のフェイスリフト法に比べ、およそ1/3の切開ですみます。
切開線が短く手術する範囲も狭いため術後のダウンタイムが短いことが最大のメリットです。手術内容は通常のフェイスリフト同様にSMAS膜を引き上げるため「たるみ」を無くすことができます。効果の持続期間も同様に5年~10年と長いです。
通常のフェイスリフトとの違いは効果の部位が少し狭くなることです。
通常のフェイスリフトは頬・あご・首と広い範囲のたるみを治療できますが、ミニリフトではあごを中心に首までの範囲の治療となります。
他の手術と組み合わせることでダウンタイムを短いまま手術の効果の範囲を広げることができます。
これらの手術は全てミニリフトの切開線からできるので新たに切開せずに同時に行うことができます。休みは取れないが「たるみ」をしっかりと治したい方におすすめです。
ミニリフト | フェイスリフト | フルフェイスリフト | |
---|---|---|---|
こんな部位に | フェイスライン、頬、口もとなどの一部 | こめかみ、フェイスライン、頬、口もとから首までの全体的なライン | おでこ、上まぶた、こめかみ、フェイスライン、頬、口もとから首までの全体的なライン |
効果 | ほうれい線や頬、あごのたるみの解消 | ほうれい線や頬、あご、首のたるみの解消 | おでこや鼻のしわの解消、ほうれい線、上まぶた、頬、あご、首のたるみの解消 |
持続時間 | 5~10年 | 約10年(~半永久) | 10年以上(~半永久) |
持続性 | やや弱い | 普通 | 半永久 |
施術時間 | 3~4時間 | 4~5時間 | 5~6時間 |
術後の腫れや痛み | 4~5日 | 10~14日 | 14日程度 |
ダウンタイムを短くするために切開線を短縮し皮下の手術範囲を狭くしています。手術範囲が狭いため効果の範囲も狭くなりますが「あごのたるみ」を改善したい方にはおすすめの方法です。
この手術の難しいところは余った皮膚の処理です。SMAS膜を引き上げた結果、皮膚は余るので切除し縫合します。しかし、縫い合わされる皮膚の長さが違うため少しずつ調整しながら縫合します。それでも余りは生じるため耳の裏で調節しています。
術後は一日だけしっかり圧迫するので翌日までは包帯が必要です。手術当日はスカーフや帽子で隠して帰宅できますが、できれば一日入院または近くのホテルで一泊した方が良いでしょう。
所要時間 | 3~4時間 |
ダウンタイム | 4日~5日 |
腫れ・傷跡 | 若干 |
施術の痛み | 痛みが1~2日 |
入院・通院 | 翌日に再診。1週間後抜糸の必要があります。 |
麻酔 | 局所麻酔・静脈麻酔 |
持続性 | 5~10年 |
洗顔 | 翌日から可能 |
シャワー・入浴 | 首下のシャワーは翌日から可能。洗髪は2~3日後から ※退院前に当院の看護師が丁寧に洗髪します。 |
メイク | 翌日から可能 |
施術名 | 回数 | 定価(税抜) |
---|---|---|
ミニリフト | 1回 | ¥500,000 |
帝京大学医学部 形成外科 非常勤講師
美容形成外科歴 21年